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ひくまの出版の歩み

ひくまの出版は、1978年12月、静岡県の西、浜名湖畔弁天島に創立。社名の「ひくまの」とは、奈良時代からのこの地方の古名、「曳馬野」から命名。ちなみに万葉集にも曳馬野を歌った歌「曳馬野に匂う萩原いりみだり衣干すてふ旅のおもいに」などがあります。ひくまの出版のオフィスのすぐそばに、浜名湖がひろがり、南に太平洋、北に明石山脈、西に湖西連峰、東に遠く富士山をのぞむ景勝の地にあります。四季を通して、遙かシベリヤから、そして、オーストラリアから飛来するけなげな鳥たち、三百種類もの魚たち、水の生き物たちとともに、光と風の中で、爽やかに出版活動を続けています。

子どものための、また、子どもの心をいつまでも持っている人びとのための絵本、童話、少年・少女文学、ノンフィクションなど、心にしみいるすぐれた創作児童文学を中心とした本を全国に送り出しています。また、ろう者(耳の聞こえない)の女性が真摯に生きる姿を描く「アイ・ラヴ・ユー」や、全盲(目の見えない)の青年教師の夢を実現していく軌跡を描いたノンフィクション「夢追いかけて―全盲の普通中学教師・河合純一物語」などの現代へメッセージをおくる文芸書も、意欲的に刊行してきました。

創立以来のテーマでもある「いのちの尊さ」「人と人との絆の大切さ」を伝える出版活動を精力的に継続していきたいと願っています。その一貫として、2007年10月から、小学校低、中学年向きの、「忍者サノスケじいさんわくわく旅日記」(なすだ みのる作 あべ はじめ絵)がスタートしました。これは、忍者のサノスケじいさんと孫の一郎太が、全国四十七都道府県を旅しながら、それぞれの地域のなかでおきている出来事をさぐりながら、自然の尊さ、友情のすばらしさ、いのちをまもることの大切さなどをたしかめるシリーズです。各巻のなかで登場する「サノスケ忍法」が人気。おもしろおかしく読みながら、しらずしらずのうちに社会科の勉強にもなると評判です。「サノスケぬりえラリー日本白地図」がついていますので、読み終わったところに色をぬって楽しんでください。毎月1冊のペースで刊行中です。

ひくまの出版
〒431-0214
静岡県浜松市西区舞阪町弁天島2658-363-110
電話:053-592-4798 FAX:053-592-4748

平成20年10月1日より、事務所を移転しました。
電話番号、FAX番号は変わっておりません。


●ひくまの出版の活動の主な特徴として…

  1. 今までに、胆道閉鎖症でなくなった少女の手記「さと子の日記」、白血病の男の子の命を救う家族愛の物語「金色のクジラ」、耳の聞こえない男の子とおばあさんの愛を描いた「まあちゃん」、原爆でなくなった幼い女の子の魂の旅を描いた「小さな赤いてぶくろ」など命の尊さを描く作品が多くあります。

  2. また、早くから、ドイツなどヨーロッパや中国との交流を進めてきました。
    ドイツ、ミュンヘン国際児童図書館で1987年7月に一カ月にわたり、ひくまの出版が出版した絵本の原画展を開催。今は亡きドイツ最高の童話作家ミヒャエル・エンデさんをはじめ、画家のシュレーダーさんも、オープニングセレモニーにかけつけ、高い評価をあつめました。期間中、ヨーロッパ各地からの参会者で賑わいました。これ以後、ドイツとの交流は続き、フランス、ベルギーの絵本翻訳出版も実現しています。
    また、中国のすぐれた童話作家、金近さんと日本の画家、いもとようこさんによる日本・中国合作絵本、「ぼくのちびっこガチョウ」の出版を契機に、十数年にわたる友好が、中国の北京、上海、杭州などの児童文学界との間で続いています。

ミュンヘン国際児童図書館での原画展2

ミュンヘン国際児童図書館での原画展1
ミュンヘン国際児童図書館での原画展。エンデさんも参加。
ミュンヘン国際児童図書館1ミュンヘン国際児童図書館2
ミュンヘン国際児童図書館、遠景。
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